自分を育てる 高野登氏公演より

人とホスピタリティー研究所

 

   代表 高野 昇氏 

 

講演「自分を育てる」より

 

  自分の直根は大丈夫ですか?

根返り

昨年(2018年)は、各地で自然災害が発生した年でしたが、長野県のある地域で、強風により樹木が根株ごと転倒してしまう根返り(ねがえり)が発生したそうです。

被害が大きいので調査をしたところ、植林の祭、直根(ちょっこん)を切って短くしていたことが分かったとのことです。

直根は、地中深くに真っ直ぐ伸びた主根のことで、切ったらもう下へは伸びないそうで、これが深むまで伸びることが幹を支える力が強くなります。

一方、側面からちょっと細くのびているのが側根(そっこん)と呼ばれるそうです。

 

これを人間に例えると

直根は、周りに配慮しながらも堂々と生きる力、

側根は、偏差値で測れるような学校で学ぶような知識のことです。

 

 

自分を育てるとは直根を伸ばすこと

 

それには、自分にはできないと思うのではなく、自分はできると思い、問題を解決する力をつけていくこと。
そして、相手の問題に気付く力をつけること。

が大切と学びました。

 

 

 自分を育てると仕事の報酬として、次の仕事がやってくる

 

例えば、ある人が他の人に紹介をしてくれて、その人がやって来ることです。

リピーターになってもらうには、

次の3つの味を届けること

先味(さきあじ)何かあるだろうと期待すること

中味(なかあじ)まさに味わっている(体験・購入している)とき

後味(あとあじ)もう1回味わってみたい、誰かに教えたいと感じること