会社は何のためにあるのか 浅野喜起氏に学ぶ

 

サラダコスモさんの中津川にある「ちこり村」

 

斉藤一斎先生の生誕の地とあって、言志四録のことばをイラストにして展示されています。

 

お手洗いには、言志四録ではなく、浅野喜起氏の「会社は何のためにあるのか!」と吉村志風先生の「生きるとは」が掲げられています。

そこには、「本紙を売店レジに、ご用意しております。お気軽に・・・」との案内があり、貰うことができます。

 

 


 

会社は何のためにあるのか

                   書かれていた文章が印象に残ります。

 

浅野喜起氏  

「会社はお金のためにあるのではない。そこで働く人の幸せのためにある。お金は手段であり人こそ会社の資本であり、目的である。

会社にとってそこではたらく社員とその家族の幸せ、遊ぶ子供に笑顔ほど大切なものはない。社員の幸せは百倍の利益にまさる。

 

良い会社とは人の育つ会社である。そこではたらく人の心を荒ませない会社である。

会社にとって人は無形の資産であり、簿外の資産である。いくら大きくなっても課税の対象にならない含み資産であり、文字通りの意味で会社の宝である。この宝を大きくするのが経営の王道である。

 

この世にはつらいきびしいことが多い。逃げないでそれを引き受け、つらさの中から生まれた命を生かそうとするもの、それが愛であり、経営の王道もまたそこにある。

 

無漂白・無添加もやしを開発した

         サラダコスモさん

 

株式会社サラダコスモさんは、無添加・無漂白を理念に、安全・安心な「もやし」や「貝割れ大根」などの発芽野菜づくりに取り組んでいる生産者です。

 

下記は、ちこり村さんが目指す3つの元気です。

 「日本の農業の元気」 「高齢者の元気」 「地元の元気」

自分たちが、地元で出来ることからはじめよう!と西洋の高級野菜「ちこり」の国産化に挑戦が始まりました。
「ちこり村」は、サラダコスモさんの観光施設で、写真のように、建物の前に、ちこりの模型が置かれています。

コロナの影響でモーリングはお休みです。(11時からレストランはオープン)お弁当とできたてのパンを買いました。

 参 考

  浅野喜起(あさの よしおき)

1917年(大正6年)9月18日 – 2008年(平成20年)3月20日

経営コンサルタント

 

日本興業銀行(現みずほフィナンシャルグループ)経営研究部部長として経営コンサルティング事業を立ち上げ、同部を母体に日本経営システムの設立に参画。同社社長、会長、相談役、顧問を歴任。  ---『ウィキペディア(Wikipedia)』より